今までは会社に属して、給料をもらって定年まで働いて老後は年金生活が当たり前のライフスタイルだと思っていました。
でも結婚して、子どもが生まれて、毎日、仕事に育児に家事に忙しくしているうちに、自分の時間も減り、今の生活で本当に楽しいことが出来ているのか疑問に思うようになりました。家族は大好きだし家事も嫌いではない。じゃあ何が不満なのって考えていくと疑問の根本は働き方でした。
まだ、30代前半。ただ安定した収入があるってだけで、人生100年時代をこのまま会社に縛られたまま、やりたいことをやらずに過ごしていいのかと。そうはいっても家族4人楽しく暮らすためには安定収入が必要という当たり前の葛藤もあります。リスクとリターンは表裏一体なのは当然ですが、そんな状況の中でもできることが「農活」です。
「副業として農を考える」
僕の目指す農活は「副業として農を考える」です。農業のイメージって儲からないだとか重労働だとかあまりいい印象がないと思いますが、家庭菜園っていうと少しお洒落な感じになりませんか。要はイメージなんてあってないようなもので、実際にやってみるのが一番なんです。家庭菜園レベルの農業だったら、それほど費用も掛からないし、リスクを掛けずに取り組むことができます。やってみて自分に合っていれば規模拡大していけばいいし、勉強をしないといけませんが、販売の仕方にも拡張性があります。お店に卸したり、直売したり、加工したりと、一次産業から六次産業全てを具現化できる分野だと思っています。
農業の知識もなければ、お金も時間もない。そんなサラリーマン子育てパパでも、やれることがあるんだってことを実践して、最終目標「脱サラして自由に生きる」ことを目指します。
「農活」の大原則
子ども・家族との時間を大切にする
農活をすることで、今以上に忙しくなって家族の時間を減らすことは本末転倒です。日々成長していく子どもの「今」を一緒に過ごすことを大切にします。
働き方を考える
正直、今の仕事が嫌で嫌で辞めたいってわけではありません。会社という組織に属する以上は、会社のルールに従う必要があります。出社時間も労働時間も仕事内容も決められています。
僕の目指す「自由に生きる」の意味は、ただ単に自分の好きなことをするだけではなく、自分で時間をコントロールすることです。家族とご飯を食べる、一緒に寝る。農活をすることで、そんな簡単なことが出来なくなるなら、会社に属して安定的に暮らすべきです。必要なのは、家族と過ごす時間以外で好きなときに仕事ができる環境です。