以前、育てやすい野菜ランキングを紹介しましたが、今回は逆に初心者が失敗しやすい野菜についてまとめました。
家庭菜園を始めると、「とりあえず植えればなんとかなるだろう」「周りの畑で育っているから自分もできるはず」といった安易な気持ちでチャレンジしてしまうことがよくあります。しかし、実際に育ててみると予想以上に手間がかかったり、収穫が難しかったりしました。
今回は、実際に育ててみて家庭菜園初心者が後悔しがちな野菜を紹介します。
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ゴマ
ゴマは比較的育てやすいですが、最大の問題は「収穫の手間」です。
育て方はシンプルで、発芽後も大きなトラブルなく成長しました。でも、いざ実ができると手作業でゴマの実を収穫しなければならず、これが非常に手間がかかります。ゴマの種は小さく、手作業で一つ一つ取り出すのはとっても非効率。
市販のゴマを購入したほうが便利でした。
枝豆
「夏のビールのお供に!」と軽い気持ちで植えましたが、思いのほか苦戦しました。
一番の敵はカメムシです。
カメムシが大量発生すると、中の豆が成長しきらず、期待したサイズにならないことが多いです。農薬を使わずに育てようとすると、対策にかなりの労力が必要になります。
キャベツ
「キャベツは放っておいても丸く育つだろう」と思っていましたが、そんなに甘くありませんでした。
成長途中で結球しない、虫に食べられるなど、失敗ポイントが多い野菜です。特にアオムシ対策が甘いと、外葉がボロボロになり、収穫できる部分が少なくなります。
ミニトマト
「育てやすい野菜ランキング」にも登場したミニトマトですが、管理ができる環境でないと意外と失敗しやすい野菜です。
少しでも油断すると、
- 実が割れる
- 虫にやられる
- 枝が暴れて手入れが大変になる
といった問題が発生します。特に畑で育てる場合、毎日観察できないとすぐにトラブルが起こります。
サツマイモ・ジャガイモ
初心者には難しい「地中で育つ野菜」。
地上部分の成長具合だけでは、地下でどのくらい芋が育っているのかがわかりません。初心者だと、掘り上げるタイミングを間違えたり、収穫が遅れすぎたりすることがよくあります。
また、土壌の管理も重要で、適切な土壌でないと大きな芋ができません。
スイカ
スイカは夏の風物詩ですが、初心者にはかなり難易度が高い野菜です。
最大の理由は、受粉の手間とツルの管理の難しさ。
スイカは人工授粉が必要で、さらにツルを適切に誘引しないと、実がうまく育ちません。また、甘くなるかどうかは別問題なので、どれだけ手をかけても期待どおりにならないことが多いです。
まとめ
初心者の家庭菜園は、「育てたい野菜」ではなく、「育てやすい野菜」から始めることが成功のカギです。
失敗しやすい野菜の特徴
- 収穫に手間がかかる
- 病害虫に弱い
- 成長が見えづらい
- 日々の管理が必要
これから家庭菜園を始める方は、これらの点を意識して、栽培計画を立ててみてください。
「育ててみたい野菜」と「実際に育てやすい野菜」は違うことを理解しながら、家庭菜園を楽しみましょう!